日頃の点検が肝心!ベランダ・バルコニーのメンテナンス

  • Update: 2016-06-24
日頃の点検が肝心!ベランダ・バルコニーのメンテナンス
アバター画像
さくら事務所 編集部

ベランダやバルコニーはどこか「家の外」の感覚がするため、メンテナンスをつい怠ってしまいがちです。でも、劣化を放っておくと、重大な不具合につながる恐れも……。
大切なマイホームを長持ちさせるためにも、次のようなポイントを押さえて、定期的にチェックしていきましょう。ホームインスペクター(住宅診断士)がチェックポイントをご紹介します。

ポイント1.エアコンの室外機周りをチェック!

エアコンの室外機
ベランダやバルコニーに設置されているエアコンの室外機。室外機の架台下の部分はゴミなどが溜まりやすい場所です。こまめに掃除をしましょう。
また、しばらくエアコンを使用していないと、室外機にもゴミや埃などが溜まってしまい、室外機が性能を発揮できないなんてことも。シーズン初めに使用する際は、まず清掃することをお勧めします。

ポイント2.床・排水溝をチェック!

バルコニーの排水溝
枯葉や落ち葉、洗濯物の埃やゴミなどが吹き溜まっていることがよくあります。特に排水溝の近くに落ち葉や洗濯物の埃などが溜まり、雨が降ると排水が詰まってしまうことがあります。ひどい場合は、室内への雨漏りが発生する恐れがあります。
また、落ち葉だけでなく泥(砂)なども排水溝を塞ぐことがありますが、泥は見た目には詰まっているかどうかわからない場合もあります。実際に排水できているかどうかを確認しておきましょう。

掃除の方法も、ほうきなどで掃いたり、濡れたスポンジなどで軽く拭いたり、ベランダに蛇口があれば水洗いしたり……と色々あります。雨漏りなどの不具合を引き起こさないためにも、ぜひ定期的に掃除しましょう。

どうしても水はけが悪い場合は?

排水溝は詰まっていないのに、水が溜まってしまう場合は、傾斜(勾配)不良の可能性があります。
ベランダやバルコニーの床は、側溝や排水溝に向かって雨水や水を流すために傾斜がつけられています。

このこの傾斜があまりにも緩やかだったり、高低が逆になっている場合、水が溜まりやすくなってしまいます。
バルコニーの傾きを水平器で確認

バルコニーの床や側溝に水平器を置いて調べてみましょう。

バルコニーの傾きを水平器で発見

この場合は左側が高くなっていなければならないところ、反対に右側が高くなっていることがわかります。補修・修繕が必要になります。

暑くなりすぎる前の今のうちに、チェックしておいてはいかがでしょうか?