内覧会チェック~食洗機の試運転がはずせない理由~

  • Update: 2015-03-17
内覧会チェック~食洗機の試運転がはずせない理由~

食洗機が使える状態になっているかチェック

キッチンの工事において、シンクの水栓は水を出して引き出しを開ければ大体の通水点検が可能です。

しかし、食洗機はシステムキッチンの中に埋め込まれているものだと、電源を入れて30分~2時間くらい運転させないときちんと施工されているかがチェックできません。

ですから、まずはスイッチを入れ食洗機を運転させてみます。まれにですが、電源がつながっていないなど、引っ越ししてすぐに使えない状態になっていることがあるので要チェックです!

【注意点】
※施工会社に運転させることを断ってからにします
※中に付属品の洗剤などが入っていたら取り出します
※「乾燥」も含めたコースで運転させると内部が濡れっぱなしのままになる心配がありません
※高温で洗浄・乾燥させるため食洗機上部の排気口から蒸気が出てきます

床下点検口もチェック

食洗機は給排水管を点検する点検口が設けられていることが多いため、試運転で水が流れたあと「点検口」を開けて中を見てみるとよいですよ。
※ご自身で開けられないときは施工会社に依頼します

配管の接続が良くない場合、点検口内で水漏れが発生しているのを発見できる場合もあります。
気づかないまま使い続けて床下が水浸しになった家もありますので、念のために見ておきたいところです。

食洗機1

点検口を開けてみたら、このような状態だった物件もあります。

食洗機2

電源が入っていなければ、給水管も排水管もつながっていない・・・。工事中のままの「放置プレイ状態」といえますが、これは実際にあった内覧会当日の状態です。ひとごとではないのです。

内覧会立会いでたまたまホームインスペクターが点検口を開けたから気づきましたが、試運転や点検口内部のチェックをしていなければ、引っ越し後に使ってみて初めて気づくところでした。

ここまで放置されている物件は珍しいですが、絶対にないとは言えませんので、内覧会のときにしっかりチェックしておきましょう!