新築一戸建て~バルコニーから雨漏りを防ぐポイント

  • Update: 2015-06-01
新築一戸建て~バルコニーから雨漏りを防ぐポイント

新築一戸建てでもバルコニーの不具合は多く見られます。そのため、バルコニー廻りの不具合による雨漏りなどが原因の漏水事故は比較的多い事例です。 雨漏りに気づかずに放置してしまうと建物の躯体である木材が傷んでしまうなどのリスクがあるので、引渡し前に、バルコニー廻りをしっかりチェックしておき ましょう!

ホームインスペクターによるバルコニー廻りの診断事例をもとにチェックポイントをご紹介します。

1

バルコニー排水口から降りる雨樋にぐらつきが生じていました。排水枡も写真のように歪んで取り付いています。

【チェックポイント!】
しっかり固定するのと一緒に是正しておくと良いでしょう。

2

バルコニー防水の立ち回り部分でサッシを固定するねじの周辺に止水処理がありませんでした。

【チェックポイント!】
雨洩れを誘発しない処置を行うのがよいでしょう。

3

バルコニーには排水口が1箇所しかなく、オーバーフロー管の設置がありませんでした。落ち葉や土埃等で排水口が詰まると雨水が流れず室内にあふれる危険性があります。

【チェックポイント!】
建物の仕様で設置しない場合もありますが、設置が可能であれば設置をして頂く事をお勧めします。

4

バルコニーの排水口に僅かながら堆積物がありました。外部枡のパイプ突出しが長く隙間が狭いため異物が滞留し易いようです。

【チェックポイント!】
標準施工かどうか確認して頂きましょう。

5

2階バルコニー上にある這樋は左右に動く状態でした。

【チェックポイント!】
この状態が標準施工なのかどうか確認して頂きましょう。そして、引渡し前に説明を受けるようにしましょう。