床下をチェックすると見つかる!3つの不具合

  • Update: 2014-05-26
床下をチェックすると見つかる!3つの不具合

中古一戸建てホームインスペクション(住宅診断)の現場でホームインスペクターが床下をチェックし、指摘・アドバイスをした事例をご紹介いたします。

床下は普段チェックすることがあまりない場所のため、劣化だけでなく、新築時からの施工不具合で水漏れをしているといったケースが見つかることもあります。

構造に関わってくるところなので、長く住まうために、劣化や施工の不具合をチェックし、しっかりと補修・メンテナンスをしたいポイントの一つです。


排水管の逆勾配

一戸建て_排水管

洗濯機置き場下に位置する排水管の様子です。排水管が逆勾配になっていましたので、
是正が必要です。勾配が流れる方向へ下がっているか写真等を撮って確認した事例です。

このままにしておくと、下水が詰まりやすくなってしまい、時間が経つと溢れてくる可能性も考えられるため、是正が必要でしょう。


木材を貫通

一戸建て_木材

洗濯パンの排水管が大引き(1階床を支える木材)を貫通して
しまっています。1階床であるため構造的に大きな問題はないと
思われますが、補強等の対策を検討をすると安心でしょう。


結露・変色

中古一戸建て_貫通

基礎貫通部(給湯管)より雨水が浸透しています。
床下に水がたまり、湿度が上がってしまうと木材が腐ったり、カビが発生する原因にもなりますので、防水補修をすることが望ましいでしょう。


まとめ ~ホームインスペクターのひとことアドバイス~

床下は中々普段チェックする機会がないため、異変に気づかないことも。点検口がない場合でも、基礎の通気口からデジカメで撮影してみるとチェックできます。

一戸建て_通気口

売買の前はもちろん、定期的にチェックをしておくと安心でしょう。