暑くなっても快適に過ごすために 〜住まいの夏支度〜

  • Update: 2017-06-30
暑くなっても快適に過ごすために 〜住まいの夏支度〜

梅雨の合間にも、夏を思わせる日差しを感じることがある今日この頃。
本格的な夏の到来に向けて、お住まいも夏支度をされると良いでしょう。

今回はホームインスペクター(住宅診断士)が考える、”夏を快適に過ごすためにやっておくと良いこと”をご紹介します!

窓周りに不具合がないかのチェックを!

暑くなってくると窓を開け閉め、開放することも多くなってきますよね。
サッシ枠下部レールの砂埃などは、開閉時のひっかかりや戸のしまりに隙間ができる原因となることもあるので、定期的にお掃除することをおすすめします。

また、夏は比較的虫の多い季節。
網戸に破れや隙間が空いていないか点検し、必要であれば網の張り直しもしておくとよいでしょう。

また、台風やゲリラ豪雨といった大雨にも注意が必要です。
開口周りの止水機能は大丈夫でしょうか?
窓ガラスとフレームの間に緩衝材として使用されているゴムパッキン部分も劣化が進むと細かいひび割れや隙間、脱落が生じます。その結果として雨水などの止水機能が損なわれてしまうことがありますので、劣化がひどい場合は交換などの対策が必要です。

強い日差しを遮るには?

暑さ対策として窓周りで考えたいのは、強い日差しを遮ることですよね。
遮熱カーテンなどは一般的ですが、窓ガラス面に貼る遮熱フィルムなども近年さまざまな製品が出てきています。

しかし簡単で物理的に一番効果があるのは、実はガラス面より外で日差しを遮ること。窓の外に『よしず』や『すだれ』をかけるのは、まさに先人の知恵と言えます。

グリーンカーテンと猫

また、朝顔やへちま、ゴーヤなどの支柱に絡む植物を植え、“緑のカーテン”をつくるのも涼しげで素敵ですよね。その際は、外壁材に植物がつたっていかない様に注意しましょう。朝顔やへちまなどの植物はかなり付着力が強く、枯れた後で剥がすのが大変になり、外壁材の表面塗膜を傷つける恐れがあるためです。


いかがでしたか? 夏を快適に過ごすヒントになれば幸いです。

窓周りのチェックをされて、もし心配な不具合が見つかった場合など、ぜひホームインスペクターにご質問ください。