住みたくなる中古マンションの“良い管理”とは!?

  • Update: 2014-10-24
住みたくなる中古マンションの“良い管理”とは!?
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さくら事務所 編集部

自分のライフスタイルにあった中古マンションの購入を考えた時、最初にチェックしたいのが、マンションの修繕、点検、災害時の対応から掃除などの「管理」がきちんと行われているかどうかということです。今回は、中古マンションを購入する際に、内見でまずチェックしておきたい“管理に関する3つの点検ポイント”をご紹介します。

掲示板の貴重な情報

マンション内にある掲示板

マンションのエントランスを入ったら、まずそのマンションの住民が見る掲示板を探しましょう。掲示板にはゴミ出しのお知らせや、管理会社からの注意書き、管理組合理事会の議事録などが掲載されています。

例えば、掲示されている内容に子供やペットに関する注意が書かれている場合には、

  • ここはファミリーが多いマンションなんだな、ということがわかります。そのほか、
  • 走り回る子供の足音はどのくらい響くのか?
  • ペットは小型犬のみ飼えるのか?
  • ペットに共有部分を歩かせているのか? といったことも確認をしておきたいポイントとなります。

また、駐車場に空きがあり、利用者を募集しているお知らせの場合には、

  • 車輛はどのサイズまで駐車できるのだろう?
  • 借り手がいなかったら住民以外の人に貸す可能性もあるのかな?
  • その場合の防犯対策は大丈夫か?

という疑問が生まれます。掲示された内容をチェックしてみて、不明な点があれば、売主にどんどん質問してみましょう。その場で分からないことは、後日、調べて回答をもらってもよいでしょう。マンションの内部事情を読み取ることで、「管理」の肝となる管理組合の活動が活発に行われているかどうかがある程度チェックできます。

消火器の状態をチェック

消化器の状態をチェック

マンションのロビーや各階に設置されている消火器の外観チェックをしてみましょう。一般的な消火器は耐用年数が8年となっていますので、まずは本体のラベル部分に刻印されている製造年月日を見ます。

次に、本体の表面と底面に損傷がないかどうか調べます。腐食していたり、サビ・キズがあるもの、または変形しているものは放射時に破裂する恐れがあり危険です。

消火器は消防法により半年に一度の点検が義務づけられていますので、耐用年数を過ぎていたり、劣化が甚だしい消火器が置いてある場合は、点検がしっかりと行われていない可能性があります。

雨どいのゆがみやサビ

雨どいのサビ

樹脂やステンレス、アルミニウム素材で作られている雨どいを見てみましょう。雨どいの不具合において、まず分かりやすいのはサビです。そして、雨どいの弱い部分(エルボ)や繋ぎ目が割れていたり、雨を受ける軒桶の部分が歪んでいる現象も多く起こります。

サビは一旦生じると広がっていくので、不動産会社を通して、管理会社にその旨を訪ね、大規模修繕の履歴や今後の予定を確認しておきましょう。