先日の雪、新築一戸建て工事・内覧会でのこんな被害

  • Update: 2018-01-31
先日の雪、新築一戸建て工事・内覧会でのこんな被害

また首都圏に雪の予報が出ています。
引き渡しシーズンということもあり、さくら事務所では今週末も多くの内覧会・竣工検査の同行のご依頼を頂いていますが、新築一戸建て工事の仕上げは、天候の影響を大きく受けます。

そこで、先日の雪で実際の内覧会・竣工検査でどんな影響があったのか、ホームインスペクター(住宅診断士)が実例をご紹介します。
今週末、内覧会を控えた方はぜひご覧ください。

外構工事が終わっていない

雪が残っていて、外構工事ができませんでした、というケース。
寒さで凍ってしまうため、塗装工事や左官工事ができなかったのです。

また、アプローチや犬走りのコンクリート打設が残っている場合も要注意です。コンクリート工事は天候の影響を大きく受けます。
雪が残っていないエリアでも、気温が低すぎるとコンクリートが本来の強度を確保できずに固まってしまいます。
この時期のコンクリート工事は特に計画的な施工と養生が欠かせません。

外構工事は入居後に、とりあえず内覧会では建物だけチェックして外構工事は後から確認しよう・・・なんて場合は、外構工事で外壁などに傷がついていないか後からきちんと確認しましょう。

配管が凍結!資材が届かない!

首都圏でもニュースになった、配管の凍結。
寒さで給水管・給湯管が凍ってしまい、水が出ないというケースです。
工事への影響はもちろんのこと、内覧会・竣工検査で通水確認しようと思ったのに、水が出ない・・・なんてケースも先週末は報告されました。

他にも物流の遅れで資材が入ってこなかったなんてケースもありました。

雪が積もって確認できない!

バルコニーの積雪

こちらバルコニーの様子。雪が残ってしまってますね。

バルコニーは防水や排水等、木造住宅を大敵の「水」から守る、チェックポイントがたくさんある大事な箇所ですが、これではチェックできません。

施工会社に状況を確認しましょう

今週末、内覧会を控えた方は、施工会社に雪で工事に影響はなかったか?工事に遅れは出ていないか?そもそも内覧会ができる状態なのか?必ず事前に確認しましょう。

先週は、内覧会に行ったのにまだ工事が終わっておらず内覧会にならなかった・・・というお話もありました。平日でお仕事も休んで来たのに・・・という方もいらっしゃるでしょう。

必ず事前に状況を確認し、ベストな状態で確認できるようにしたいものですね。

また、事情が許せば引き渡しのタイミングを伸ばしてもらうことも検討しましょう。今のお住まいの賃料ももったいないし・・・とお思いかもしれませんが、焦ってお引渡しを受けて入居してから後悔するようなトラブルがあるかもしれません。

プロの建築士による住宅診断サービスもご検討を

さくら事務所では、建物に精通したホームインスペクターが客観的な立場から、また専門家の見地からご契約物件の調査を行う住宅診断サービスを提供しております(※実績65,000件超・サービスご利用満足度98%)。

【物件ご契約前の方】 → 新築一戸建てホームインスペクション・内覧会立会い

【物件ご契約後の方】 → 新築一戸建て引き渡し前チェック(内覧会立会い・同行)

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